高江 やんばるで生きる

子どもたちを連れて、家の下の谷川に水遊びに出かける森岡尚子さん。2013年7月3日。写真はべて沖縄県東村高江

沖縄本島北部に位置する東村高江は、人口160人ほどの小さな集落だ。やんばる(山原)と呼ばれる北部特有の亜熱帯の森に囲まれたそこは、生き物の楽園であり、人々は自然と繋がり合って生きている。この森と営みがいま、米軍と日本政府 … “高江 やんばるで生きる”の続きを読む


「悔しくてつらくてやりきれない」ヘリパッド工事強行

N1 ゲート前に押し寄せる機動隊。写真はすべて、沖縄県東村高江。2016年7月22日 Photo by Takashi MORIZUMI

7月22日早朝、全国から集められた機動隊が高江に押し寄せた。ヘリパッド建設に反対し、泣きながら座り込む住民たちを次々に排除していく。それは、圧倒的な権力による弾圧だった。 写真/森住卓、北上田源 文/丸井春(DAYS J … “「悔しくてつらくてやりきれない」ヘリパッド工事強行”の続きを読む


「戦わないために闘っている」沖縄戦、最後の証言者

少年のころ、近所の友達と海軍少年志願兵になろうと契りの入れ墨を入れた伊佐さん。「土」の字は「海で死なずに土の上で死のう」という意味だった。2015年7月5日

辺野古新基地の建設現場前で、ヘリパッド建設予定の高江の米軍演習場ゲート前で、「基地は絶対に造らせない」と、365日、非暴力で抵抗する人々がいる。彼らの多くは沖縄戦の体験者だ。機動隊に排除されても排除されてもただひたすらに … “「戦わないために闘っている」沖縄戦、最後の証言者”の続きを読む


地位協定と沖縄の人権軽視―米国にひれ伏す安倍政権

4月に沖縄県うるま市の女性が殺害された事件を受け、6月19日、沖縄で6万5000人が集結する県民集会が開かれた。その様子を伝える琉球新報6月20日付紙面(琉球新報社提供)

琉球新報編集局次長兼報道本部長、論説副委員長 松元剛 基地ノー、圧倒的民意は示されている 7月10日投開票の参院選の沖縄選挙区は、自民党現職の島尻安伊子沖縄担当大臣が、翁長雄志知事を擁する「オール沖縄」勢力が推した伊波は … “地位協定と沖縄の人権軽視―米国にひれ伏す安倍政権”の続きを読む


辺野古に基地は造れない

11月4日、キャンプシュワブ・ゲート前に初めて東京から警視庁機動隊が投入され、約100人だった警備が、200人にと倍増した。衝突と挑発は激化し、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕された人、救急搬送される人が続出した。非暴力の抵抗は5日朝も続き、辺野古新基地建設反対の座り込みをしていたおよそ50人の非暴力の人々は、機動隊に強制撤去させられた。これを政府による新たな「琉球処分」だという声が囁かれた。写真は全て米軍基地キャンプシュワブ・ゲート前。11月5日朝7時ごろ

翁長雄志沖縄県知事が10月13日に出した辺野古新基地の埋め立て承認取り消しは、長く沖縄の人たちが望み続けてきた悲願だった。しかしそれを、また国家が踏みにじった。辺野古新基地反対の民意は、選挙でも明らかになっていることだ。 … “辺野古に基地は造れない”の続きを読む