東京電力は3月1日に福島第一原発の状況を報道陣に公開した。増え続ける汚染水。敷地内には貯蔵タンクがところせましと並ぶ。現在タンクには26万トンの滞留水が保管されており、東電広報担当者は40万トンまで保管可能と説明。
11月には4号機の原子炉建屋上部の使用済み核燃料プールから1533体ある燃料の搬出が始まる予定。これらの燃料は別棟のプールに移される。このプールには容量の約93パーセントにあたる6377体の燃料がすでに保管されており、東電はそれらの一部を乾式キャスクという容器で仮保管設備に移し、4号機燃料を収容するという。
写真/広河隆一 Photo by Ryuichi HIROKAWA